「時の記念日
 今日10日は「時の記念日」です。
日本書紀によりますと、天智天皇の御代(西暦600年代)、水時計を設置し初めて人々に時を知らせたのがこの日だったことに由来しており、時間の大切さを再認識する日とされています。

 世の中には、現在の状況を象徴的に示す様々な時計があり、国と地方の長期債務残高が刻々と増えていく様子を表した「借金時計」もその一つです。

 また、”旭硝子財団”は世界各国、日本の政府・非政府組織職員や研究者等、環境問題に携わる有識者を対象に地球環境の悪化や人類の危機感を調査し、その結果を時計の針で表示する「環境危機時計」を公表しています。

 「環境危機時計(目盛りは12時間)」0時から3時の間は「殆ど不安はない」、3時から6時は「少し不安」、6時から9時が「かなり不安」、9時から0時までが「極めて不安」となっており、08年度の環境危機時刻は前年度から2分すすみ、9時33分となっています。

 又、広島には「地球平和監視時計」があります。
アメリカのシカゴ大学が管理する「世界終末時計」は終末(0時)までの残り時間を示していますが、「地球平和監視時計」は核実験のない日々がどれだけ続いたかを示してるそうです。

 *地球平和監視時計には、最後の核実験が行なわれてからの日数が表示され、核実験が強行されるたびに日数計はゼロにリセットされます。
2001年8月6日に設置されて以来、幾度もリセットされ、最近では北朝鮮が2回目の地下核実験を強行した5月25日に日数計はゼロに戻されました。

 上記はいずれも警鐘を鳴らす時計です。時間を戻すことはできませんが、上記の時計の針は人類の叡智で逆回転させることが可能ですね。