「サミュエル・ウルマン」
 「青春とは人生のある期間のことではなく、心のあり方のことだ」 これはサミュエル・ウルマンが80歳の時に書いた本の中にある有名な言葉です。
 心のあり方によって目に映る風景や対応が違ってくるということは多々あります。

「群盲象を撫でる」 との例え話がありますが・・・・、
目が見えない人々がいて、ある人は象の腹を撫で「大きな太鼓のようだ」と評し、ある人は耳に触れて「大きなうちわのようだ」と言い、足を撫でた別の人は「太い柱のようだ」と言い、鼻をさわった人は「長い管のようだ」と評したそうです。

 自分が触れた部分のみで全体判断をしてしまう愚かしさを例えた話で、視野の狭い考え方では物事の本質を理解できないという意味もあります。

 物事の一部にとらわれてしまうと全体が見えなくなってしまい、あるいは見ようともしなくなってしまうというのは、「心のあり方」の問題であり、誰もが陥る可能性がある「予断の罠」でしょうね。
「サミュエル・ウルマン( 1840年 - 1924年)」は、アメリカ合衆国の実業家(詩人、教育者)。ドイツ・ヘッヒンゲン 出身。
ユダヤ系ドイツ人であったため、迫害を避けアメリカへ渡る。