「ツツジ、牡丹」


 今日もすがすがしく晴れ渡った朝を迎えてます。
昨日は日中は気温がうなぎ登り、「初夏日」となった処が多く、関東地方も汗ばむ陽気となりました。

 近所の公園ではつつじの花が色鮮やかに咲いています。
つつじは非常に種類が多く、北は北海道から南は沖縄まで全国各地に固有種があり、花色も様々、それぞれの種が季節を追うように山を彩ります。

 中国伝来の表現に「山笑う」というのがありますが、若芽が吹いて、つつじ類が彩りを添えるちょうど今の時期の山の風情を言うそうです。

 また、大輪の花を咲かせる牡丹も見頃をむかえています。
牡丹は中国の国花であり、一説には弘法大師(空海)が中国から持ち帰ったのが日本での牡丹の始まりとも言われています。
つい立ち止まって見入ってしまうほどの美しさと風格を備えている牡丹の花は、「百花の王(花王)」「花神(かしん)」とも呼ばれます。

 ちなみに、花王の社名は、粗悪な石鹸が多かった時代に、「顔も洗える良い石鹸」の顔と発音が似ていることから来てるそうです。

 ”つつじや牡丹”は春の最後に咲く花で、これらの花が咲き終わると季節はいよいよ初夏。
各地で夏を先取りするお祭りやイベントが花盛りとなってきますね。