「豚インフルエンザ」
 豚インフルエンザに関する報道が相次いでいます。
今回の豚インフルは、警戒されている鳥インフルエンザ(H5N1型)とは別の「H1N1型」で、強毒型のH5N1型に対し、H1N1型は一般的には弱毒型に分類されるそうです。
もちろん「弱毒型=安全」ということではありません。

 H1N1型は、1918年に世界で大流行したスペイン風邪と同じタイプで、その子孫は現在でも「Aソ連型」として毎冬のように流行しています。
今回の豚インフルに対する予防ワクチンはまだないものの、抗インフルエンザ薬のタミフルとリレンザが有効とみられています。

 また、現段階で国内で流通している豚肉は「総合的にみて安全性に問題はない」とされており、米疾病対策センター(CDC)は、豚肉や豚肉の加工品を食べて感染することはないとし、中心温度を71度以上に加熱すれば、他の細菌やウイルスと同様、豚インフルエンザは死滅すると説明しています。