「夫婦のあり方」
 突然降り出す雨。濡れてしまうのが疎ましく感じることがありますが、万物を潤し育てる恵の雨です。

 ところで、「夫が女性として見てくれない」というのは既婚女性にありがちな悩みですが、その一方で夫を男性として見ている女性は意外に少ないようです。

 ベビー用品大手のコンビが、共働きの男女を対象に行った調査では、妻を異性として「いつも意識している」男性は36.4%、「ときどき意識することがある」の39.9%を加えると76.3%の男性が妻を異性として「意識している(ときどきを含む)」ようです。

 対して、女性は「いつも意識している」が17.1%、「ときどき意識することがある」が36.8%で、合計しても53.9%に過ぎず、この結果からすれば、相手を異性として
意識していないのは実際には女性の側ということになります。

 上記は、共働きで末子の年齢が0歳~4歳の子どもを抱える夫婦が調査対象となっています。
「空気のような存在」と言う表現がありますが、もう少し年月が経過した夫婦間では互いを異性とする意識がさらに低下することが予想されます。

 また、博報堂が団塊世代の夫婦を対象にした意識調査では、「相手に自分のことを考えてもらうとき、行動でも表してほしいか」という問いに対して、「そう思う」と「ややそう思う」を合わせた割合は女性の方が多くなっています。

 子育てや仕事、日々の生活に追われ、相手を思う気持ちは後ろの方へ追いやられがちですが、生活に潤いを与える“夫婦のあり方”も忘れないようにしたいものです。

 ちなみに今日4月22日は「よい夫婦の日」です。