「訪問販売」
 訪問販売のセールスに悩まされている人は少なくないと思いますが、不思議なことに訪問販売業者は隣の家には訪問せずに特定の家を狙ってピンポン(ドアチャイム)を押しているケースがあるそうです。
訪問してくる業者が変わっても、他の家には行かず自分の家を目指さしてやってくる、そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか。

 そういう場合はある情報が業者に共有されている可能性が考えられます。
テレビでもやっておりましたが、以前は屋根の上に○○ソーラーの太陽熱発電設備を設置している家は「訪問販売が成功する確率が高い家」と、業者に認識されている・・・、と聞いたことがあります。

 訪問販売業者は効率よく回れるようにと訪問先の玄関や表札、電力会社の識別シール等の隅やその付近に暗号を書き込んだり、不審なマークや色のついたシールを残しているそうで、現在はそれが訪問販売が頻繁に訪れる原因となっているケースが少なくないようです。

 暗号には様々なパターンがあるそうです、例えば「S」とあれば一人暮らしを意味しており、数字は時間帯を指しているというものです。
具体的には「D9―17R」とあれば「二人暮らし、午前9時から午後5時まで留守」といった具合です。

 他にも記号や数字・アルファベットには次のような意味があると推測されています。

   ○・△・×   買ってくれそう・話は聞いてくれた・見込みなし
   数字      訪問日や在宅時間、年齢など
   アルファベット 性別や家族構成、在宅状況など
   シール     その家の対応や経済状況を色で表示

 「マーキング」と呼ばれるこういた暗号は、空き巣などの標的にもなる可能性があります。
警察庁は、見つけたらすぐに消すようにと注意を呼びかけています。