「百聞は一見に如かず」
 中国の漢書にある「百聞不如一見」は誰もが知っている「百聞は一見に如かず」という格言です。
人から何度も聞くよりも、一度実際に自分の目で見るほうが素早く正確に理解できるということを言っていますが、この言葉には続きがあります。

 「百聞不如一見、百見不如一考、百考不如一行」

 一見することで表面上は事実を捉えたようであっても、深い部分では理解していないケースが多々あります。
漠然と見ただけでは本当の意味での理解は難しく、そのことについて考えるてみることが必要であるとしています。
さらに、いくら考えても行動に移さなければ何事も成さず、行動することによって知りえる事も多々あり、行動によって初めて価値を生ずるというところまで言及しています。

 「案ずるより産むが易し」という言葉もありますが、考えと実践とでは大きく違ったというのもよくある話です。
百考して効率的かつ効果的なやり方で行動に移すというのが最も理想的で、考えてばかりでは前に進まないばかりか害になる可能性さえあります。

 「・・百見不如一考、百考不如一行」の言葉は 正しく理解し、十分に考えをめぐらせ、その上で行動してみることが重要であるということを教えてくれています。

編集 日下部太郎 : 「百聞不如一見、百見不如一考、百考不如一行」は誰が作った造語か御存知ですか?誰が作ってどのように広がったのか御存知でしたら教えてください。1980/1/1~2008/12/31の期間について「百聞 一見 百見 一考 百考 一行」をGoogleで検索したところ、「これも私の造語の1つです。」と記載のあるものは1サイトで企業社長のものでした。
編集 十六夜 : yattyanさま、遅くにお邪魔します ^^  カードもうすこしお待ちくださいね。アドレス探してますので。。ごめんなさい&おやすみなさい。