小雪に入り



用事が出来て主人は今月末か来月に静岡へ行くと言う。
その用事は明日になれば決めると思う。

一時的になると思うが私は知らない町で一人で暮らす事になる。
用心棒が居なくなったらどうしよう。

回りはアパート等が並ぶ住宅密集地とは言え、
隣の若い男性と会話もした事もない。

近所にお話できる叔母さんと40代の奥様が居ても
家の中まで入れてはいけないと忠告されている。

静岡での用事が電話だけで済むのなら彼は沖縄に居ると思う。
将来は永住も考えているほど沖縄が好きな人である。

「お水が軟水なら美味しいしスーパーから運ぶ事もないのに。」と言えば
「沖縄の事を悪く言うな!」私が叱られる。

22日に二十四節気の小雪になり、僅かながら雪が降り始める頃。
真冬の到来がすぐそこに感じられる時節。

私は、晩秋から師走は寂しさが募るから一年で一番嫌いな季節。
紅葉は散り枯葉となり田園も枯野と化して寂しくてたまらない。

樹木の小枝に枯葉がしがみついている光景は冬の始まり。
昨日迄は小春日和だった南国も朝は20度から週末は13度と下がっていく。

急速に発達した低気圧の影響で北風の強い荒れた天候になり、
南国に吹く風も冷んやりしてきた。

年末から二月にかけて温暖な沖縄とはいえ暖房が欲しい時もある。
しかし、暖房は使わない。

寒い!と言っているまに温かい日がくるから。
南国の冬は寒暖の差が激しい。

毛布が欲しいと思っていたら主人が暖かいガウンを買い求め、
包装紙を開ければ繊維を起毛した寝袋みたいに丈が長いもの。

安い物しか買物ができない彼の精一杯の気持ちに感謝。
夜空に白い雲が浮かぶ光景を見て明日は晴れると喜ぶ私。

編集 sakura1205 : ハルさん、お早う御座います。今日は午前用足し、午後は歯科で抜糸です。あのガウンより毛布の方が暖かいです。
編集 ハル : 沖縄の冬って暖房が欲しいような日もあるんですね。毛布の大きなガウンは流行っているみたいです。私も買ってみようかと思ったんですが、こちらは寒いので ズボラ者がますます動かなくなりそうで・・・。