栗 
昨夜は、風にのって船の汽笛がぼ-っと聞こえていた。
ぽんぽんという汽笛は漁師さんの船だと思う。

漁師さん、貝類やマグロ、桜海老が大漁になればいいですね、
私は眠る前、深夜に働く漁師さんの大漁を願っていた。

明けて今朝、6時起床。
海岸掃除に主人が出てくれたので2日分の洗濯を済ませて
親友宅に出かけた。

美容院も一人で呑びり経営し
銀行を辞めたご主人様とお野菜を作って農協に出している。

春は竹の子掘り、秋はミカン狩りと二人で山を持っている為、
結構忙しく働いている。

私は、栗とさつま芋を頂きに伺い、海岸を歩いて我が家に戻った。
栗ってなんとなく秋を感じさせる食物、
やっぱり秋って食欲の秋である。

「俺が魚を釣ってお前がお野菜を作れば買うのはお肉だけじゃないか。」
主人が簡単に言うけれど、お野菜作りは大変だと聞いた。

買物帰りに、富士山の上に「かさ雲」が一つ、二つ、三つ、時間が経過すると
六つ重なっていた光景を初めて見た。
明日は必ず雨になると「かさ雲」を見て勝手な判断をする。

手荒れが気になる度に秋がきた事をつくづく思う。