初鰹 
憲法記念日の今朝6時起床し、
洗濯機が回っている間、朝食の支度を済ませ7時朝食とする。

午前8時から公民館の国旗を揚げる為に主人が出かけた間に
お掃除をしながら洗濯物を干した時、赤みを帯びてきたさくらんぼに
小鳥達が食べ始めていた様子を見て急いで物置に行き、
脚立を持ってきた。

脚立に乗ってさくらんぼの木に網を掛けたが、
木が大きくなり全体に網が上手く掛けられずそのままになっている。

消毒もしていない青葉は虫に喰われ、
一ヶ月前の春のような割と強い風にざわざわ音を立てゝ
周りの樹木の葉に引っかゝるように揺れていた。

昨日から由比漁港で桜海老祭りが始まり、
今日は御前崎漁港でカツオの初競りが始まった。

目には青葉 山ホトトギス 初鰹 江戸時代の俳人山口素堂の句にある。
字余りの俳句でなんとなく正岡子規と間違えやすい。

ホトトギスと言えば、
♪夏は来ぬを作曲した小山作之助のフレーズの中に
♪(忍び音もらす) とても情緒のある言葉だが、
けたたましい声で鳴くホトトギスは歌詞とは程遠い鳴き声と聞いた事がある。

この時節は、お野菜もお魚も初物が多く何もかも新鮮でお料理が楽しい。
水田は、水を入れる前の下準備で賑わい、
まさに青々とした田園風景に緑の風がすうっと通り抜けてゆく。