如花散火
 梅雨はとっくに明けてました。
 もう完全に夏です。毎日が蒸し暑くてかなわない。

 夏といえばお祭り。お祭りといえば花火大会。花火大会といえば浴衣。
 そういえば今年も浴衣を着てませんよ、僕。
 というか浴衣は全部実家に置きっぱなし。

 一昨日から用事で実家に帰っているので、「実家においてある浴衣を持って帰れば、宇治川の花火大会やPLの花火大会に着て行けるかも」なんて思ってみましたが、何だかそれも無理そうです。
 実家にあった浴衣は黄色やら青やら赤やらの原色遣いのド派手な浴衣ばかり。僕の地味な顔に恐ろしく似合わない柄のものばかりでした。
 派手な浴衣の柄に合わせた派手な化粧でもすればまだ何とか見れるものになりうるのでしょうが、如何せん花火大会会場はどこも蒸し暑くて化粧が直ぐに剥げ落ちます。
 化粧が剥げ落ちた後の自分の様子なんて想像したくもない。

 毎年花火大会の時期になると、自分に似合う浴衣を用意しておくんだったと後悔するのに。
 また今年も用意し忘れたな。