Trash

　何だか今日は一日家で一人でウワーとかギャーとか叫んでました。

　先ず、窓の縁にイモリだかヤモリだかの乾涸びた死骸を見付けて、「んなーーーーー」と絶叫。
　「昨日そこ掃除したのに！お前いつのまにそんなところで！」と、そのヤモリぽい死骸に言いそうになって「そんな」の「んな」だけが口から出てきました。
　窓を開けた侭叫んでしまったので、直後に慌てて窓から近所を見渡しましたが、ここ最近の暑さの所為でどのお宅も冷房を入れる為に窓を閉めきっている模様。
　僕の叫び声は誰にも聞かれなかったみたいで一安心。

　次に、窓の傍でまごまごしていたら今度は大きな羽根虫が僕の顔に向かって飛んできて「ギャー」と大絶叫してしまいました。
　乾涸び過ぎて原型が分からなくなってるヤモリっぽい死骸の始末をどうしようかと、網戸を開けた侭逡巡していたのがあだとなりました。
　ドライヤーと団扇を両手に持って、部屋に入ってきてしまった羽根虫を何とか隅に追い詰めて、ぐったりしたところを見計らって割り箸でつまんで窓の外に返しました。
　約一時間掛けて、羽根虫が僕の顔面に向かってくる度にギャーギャー叫びながらやってました。
　窓を二つ開け放した侭やってたから多分外から僕の叫び声が聞こえていたと思うけど…もう気にしない。

　今日は悪化してしまった風邪を治そうと部屋にこもっていたのに。
　ただ寝ているのも何だからと部屋の掃除をしていたら、ところどころで苦手なものを見付けて叫ぶ羽目になりました。
　普段だったら特に叫びもせずに片付けるようなものばかりなんだけど。頭痛でぼんやりしているのか、判断力が鈍っているのか、ひとつひとつ「おや、これは何だろう？」と顔を近付けてしまい、苦手なものの大半を間近に見てしまいました。

　大人しく寝ておくんだった。