亡羊補牢
 実習が終わってから、勉強をする気力が削がれた侭ですよ。まぁ、元からやる気がなかったといえばそれまでなんですが。
 実習中に色々人に、主に僕と同じ立場の実習生に、言われた言葉を反芻し、僕の社交性と社会性の無さを見詰めなおして…直して多少なりとも其処から学ぼうと思っているのだけど見詰め直す度更に凹んでしまう。

 昨日は僕の親族の命日の一つでした。命日なのだけど、僕は毎年六月弐拾参日は亡くなった親族当人の墓には参らずに亡くなった親族に関係性の無い他人の墓ばかりを訪れています。
 今年は大谷本廟に行って来ました。
 黒い上下を身に着け、数珠を手に下げて、お年寄り達に紛れて知り合いのお墓に手を合わせてきました。
 命日当日、その日に亡くなった人に向き合う事から僕は逃げていました。

 「逃げたらあかん」と、実習中に励ましてくれた人がいたけれど。
 そりゃそうだ。逃げたら何の解決にもならない。