守秘義務
 三週間の実習が終わりました。
 何だか色々ありましたよ。
 守秘義務があるからというのもあるけれど、色々あり過ぎて僕の拙い語彙力では具体的に言い表せないぐらい色々ありました。

 三週間の間に僕の京都弁が少し上達しました。
 京都に着てから僕は似非関西弁か岐阜弁を話して過ごしてきたのですけれど、実習を経て僕の明らかに京都弁ではない訛りは若干京都弁ぽくなりました。
 実習先の、オトナは兎も角コドモ達は、発音の違いに敏感で、僕が何か京都弁ではないアクセントで話す度にいちいち指摘して京都弁に修正しようとしてくれました。

 僕が関東と関西が混じった土地柄で育った所為か、僕の発音は東も西もごっちゃ混ぜになっていて、僕が話すのを聞く度に笑い転げる人が少なからず居ましたよ。
 どんな発言でどう笑ったのか、僕は観察して勝手に面白がってました。

 僕の発音を面白がって笑う人。
 その笑う人を面白がって観察する僕。
 三週間、面白い体験が出来ました。

編集 佳馨 : コドモの遊びかも知れません。
編集 e.t. : 複雑な楽しみ方。それが大人のたしなみ?