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 チャバネゴキブリってコオロギに似てませんか。

 関西に来てから異様に道端でゴキブリを目にする機会が増えました。でも、彼らを見ても僕は地元に居た時ほど驚かずに平然と見過ごしてます。
 こんなにも彼らの登場に吃驚せずに居られるのはきっと彼らの種類がチャバネばかりだからでしょう。
 地元ではゴキブリといえば黒くて油光りするヤマトゴキブリばかりでしたが、関西ではチャバネゴキブリばかりを見掛けます。関西でヤマトゴキブリを見掛けた事はまだ一回もありませんよ。
 そして、チャバネゴキブリは目の良く無い僕にはコオロギそっくりに見えます。近くでじっと見ればコオロギでは無い事くらい僕にも判りますが、元々チャバネ自体を見慣れてないので「変わったコオロギだ」と思うだけ。
 僕は街中のアーケードの端っこや、大学構内の植え込みの影や、土産物屋のゴミ箱の横で、コオロギもどきを見る度に「こんな時期からもうコオロギが出てるのか」と勘違いしてました。

 僕が見掛けたコオロギもどきは実はゴキブリだったのだと判ったのは実はつい先日。
 一緒に歩いていた友人が、道端でバタバタしていたコオロギもどきを見て、小さな声で叫び、「ゴキブリは苦手。」とか細い声で言うのを聞いてやっとそれがゴキブリなのだと知りました。
 コオロギだと思ってたのに…。

 じゃぁ、この間マンションの直ぐ外のゴミ捨て場に居たコオロギや大学の図書館前に転がってたコオロギもコオロギでは無くて…。
 後ろ足が他の足より長ければコオロギで、全ての足がほぼ同じ長さだったらゴキブリだそうなので今度コオロギもどきを見掛けたら確認せねば。