そう
 毎週、青年でもなく壮年でもない中途半端な年齢の男性講師に質問する時に妙に気を使います。
 多分、「中年」の範囲にある年齢の人なのだろうけど若くもないし年寄りでもないのです。ちょっと脂ぎった顔と皮膚が見えている頭の頂点が彼らの年齢を如実に物語っているような気がし無くも無いけど。

 今日はある情報処理系の講義を受け持つ講師が「アメリカには国別のドメインは存在しない」と云っていたので軽い気持ちで講義後に質問。
 「.usのドメインが存在しますけど、あれはアメリカの正式なドメインでは無いのですか?」と。僕はこの質問に「はい。」か「いいえ。」の答えを期待していたのに得られたのは心底気分を害した講師のしかめっ面だけでした。
 講師によれば「usなんてドメインは見た事が無い」のだそうです。
 そんな事は僕の知ったこっちゃない。何故僕が不機嫌な顔されなきゃならないのだろう。
 重ねて.usが存在する事などを説明したのだけど、僕の知りたい答えは得られませんでした。「そのドメインがあるのか調べてみます。」と云われて終了しちゃいましたよ。
 これがもうちょっと若い講師なら「知らない」と素直に直ぐ云ってくれるし、もっと年上の講師であれば生徒から情報を引き出すだけ出しておいて「レポートに纏めて見せなさい」と自分の手間を惜しんだ命を下すのだけど。若くも年寄りでもない人に下手に其の人の知識量の有無に関わる質問をすると、機嫌を損ねて質問に答えて貰うどころじゃなくなります。

 面倒臭くなったので後で自分で調べました。
 usドメインについての説明は(株)渡辺組のサイト内の「アメリカのドメイン名」と其の説明に判り易くありました。「州以下の公的機関が使っている」そうです。
 一部のドメイン関連情報のサイトにはアメリカの国別ドメインに制定されている.usは不使用であると書かれている場合が多く見られましたけど、現在はwww.nic.usなど多くのusドメインのサイトが実在するので情報が誤っています。

 やっぱ安易に先生に質問して疑問を解決しようと思っちゃいかんのかな。
 自分で調べた方が色んな意味で楽でした。