携帯蜜柑
 十八日朝のめざまし調査隊で、大阪のおばちゃんは常に蜜柑を持ち歩いているというネタをやってたらしいです。めざまし調査隊によれば、大阪のおばちゃんは何故か常に蜜柑を携帯していて、あらゆる場所で鞄から蜜柑を取り出して食べるのだそうで。
 ん〜。
 僕は岐阜育ちですけど、去年末は蜜柑を常に携帯して大学行ってましたよ。大学構内の教室やら食堂やら其の辺の廊下やらあらゆる場所で蜜柑剥いて食べてました。そして、知り合いと目が合う度に剥いた蜜柑あげてました。
 待ち合わせしてた友達が息せき切って五分遅れで来た時には「まぁ、蜜柑でも食べて落ち着きなさい。」と蜜柑を渡したり、夜の授業は時間が微妙で晩御飯を食べるに食べられ無いと歎く知人に「蜜柑でも食べて凌ごう。」と剥いた蜜柑を共に食べたり、何だか知らないがとんでもない失敗をしてしまったと落ち込んでる知人に「蜜柑でも食べて元気出せ。」と食べさせたりしてました。皆、僕が蜜柑を出した瞬間に何故蜜柑を持ってるのかと吃驚した顔をするのが面白かったので、知人が皆僕の蜜柑携帯に慣れる迄蜜柑持ち歩いてました。

 大阪の○○はこうだ!東京の○○はこうだ!と、一々タイプを決め付ければ東西の違いが歴然と見えてくるような気がするのかもしれ無いけど。別に蜜柑持って歩いてるのは大阪のおばちゃんだけじゃないと思うし、大阪のおばちゃんだからって全部が全部蜜柑を持ってる訳ではないでしょう。
 でも、中部地方と関西地方の中年女性は何故かいつも鞄に何らかの甘味を忍ばせてる率が高いです。僕は中部地方や関西地方に住む親類のおばちゃん達に会う度に、(其の時持ってるのがブランド物の鞄だろうが、安物の頭陀袋だろうが)鞄の中から飴や甘栗や羊羹を出して「食べる?」と訊かれるので是だけは確実だと思います。