吾に剪刀有り 未だ試さず
 何でこんな事に巻き込まれてるんだろにゃー。
 と、語尾を「にゃー」にして誤魔化したい気分。

 某サイトで知り合った女の子同士の水面下での争いをぼんやり眺めていたら何時の間にか渦の真っ只中に投げ込まれてました。
 「あの人は嘘を吐いて人を騙して自分の味方にしようとしている狡い人だ」なんて意の事を僕は言われてる模様。
 嗚呼、確か去年も違う渦の中でそんな事言われたなぁ…と懐かしいんだか哀しいんだか判らない気持ちになりました。
 女の子達の発言全てを鵜呑みにして全て信じて行動した結果、こうなりました。
 どっちの側のお嬢さんにも誰が如何陰口を叩いていたかなんて云いはし無かったけど、両方の云う愚痴なんだか悪口なんだか頼みなんだか判別し難い話に耳を傾けてました。どちらの発言にも疑いの言葉は差し挟まなかったし、どちらの愚痴にも「大変だね。御苦労様です。」と僕は言ってました。

 僕にとってはどちらのお嬢さんも大事な人で、可愛くて仕方の無い知人なのだけど。
 また去年のお嬢さん達みたいに自分の発言を僕に押し付けて彼女等は僕から離れてようとするのだろうか、と思うとやり切れない。

 彼女等の関係が幸せに築けるものなら、それでいいや…と言い切れる程僕がオトナになれたら良いのになぁ。
 今夜僕は何時迄彼女等に付き合えるだろうか。せめて彼女等が仲直り出来る迄僕の体力がもちますように。