少見多怪
 眠る前にほんのちょっとメールチェックしておこうと思っただけだったのにあるMail Magazineを読んで吃驚したので此処に記しておきます。

 僕が驚いた其のMMには、大まかに述べると、新聞各社により掲載する情報や言論の偏りがあり全国紙であろうとも新聞記事は其々の新聞社の異なる価値判断により異なる取り上げ方をされている事を、エッセー風と討論風にして説明されてました。
 僕が驚いたのは、一般紙であろうとも其々社により違う意見を持っているという事実は態々MMに取り上げて説明しなければならない程認識されて無い事実なのかと思わされたからです。
 そして更に驚いた事にどうも其のMMの書きぶりによれば新聞の読み比べは余り一般的では無いらしいのです。
 僕は新聞を五社購読している家庭に育ったので毎朝五社の新聞を見比べながら読んで育ち、其れが普通だと思っていたのですけど若しかして他の家庭では新聞を複数講読して読み比べる事って余り無い事なのでしょうか。いや、家庭で講読して無くても図書館や学校などで新聞の読み比べは出来ますけど、読み比べをする機会を逃す方は多いのでしょうか。
 余りに吃驚したのでつい今直ぐ返事くれそうな知人幾人かにOdigoで「複数の新聞を読み比べた事ありますか?」とか「新聞に掲載される情報は新聞社によって傾向が違う事もあると知ってましたか?」と訊いてみました。
 一人を除いて、他の方は皆、読み比べた事も違いを感じた事もあったそうなので、驚きと共に感じていたおぼろげな不安が可也消えました。

 でも、新聞に違いがある事を大人になっても気付かずにいた人が居たんだ…なんて事に一々吃驚している僕の反応に吃驚している人が多かったです。はい。
 取り立てて驚く程の事でも無かったんですね。きっと。