多度郡屛風ヶ浦に「七ヶ所まいり」 西国八十八ヵ所霊場 庶民化は一気にすすまず250616
 多度郡屛風ヶ浦に「七ヶ所まいり」 西国八十八ヵ所霊場 庶民化は一気にすすまず250616

 この6月16日。「新日本風土記 西国花遍路」再放送を視聴し、様々な点を学ぶ。
 その一が、「七か所まいり=しちかしょまいり・ななかしょまいり」の存在。
 第七十一番札所から、第七十七番札所が対象。

 「歩きでも1日で結願できるお遍路」「江戸時代より盛んに行われるように」と。
 解説のページ。 https://7kasyomairi.sakura.ne.jp/  七ヶ所まいり|公式HP 250714 10:00
対象札所は、多度郡屏風ケ浦。 多度郡は「たどぐん」と読み、香川県(讃岐国)にあった郡。

 71番 弥谷寺 =大黒天
 72番 曼荼羅寺=福禄寿
 73番 出釈迦寺=恵比寿
 74番 甲山寺 =毘沙門天
 75番 善通寺 =布袋尊
 76番 金倉寺 =弁財天
 77番 道隆寺 =寿老人
  
 札所にそれぞれ、七福神の配置。七福神は「なでぼとけ」=「なでる」と良いのだそうで
 「西国八十八ケ所巡礼」は江戸時代、「案内記・絵図類の出版」があって、全国に拡大と。
 行者の修行が一気に庶民に広まったとされる。なかでも江戸中期に『偏禮道指南 へんれいどうしなん』はその中軸。

 しかし、だ。そぼ前提には<地域の知恵>が、あった。
 番組は伝える。歩きに始まった遍路巡礼。昨今は大半がマイカーか、公共交通で、と。
 聖者は警告。「巡礼は信仰であって、観光ではありません!!」。傾聴すまい、か。