器にプログラム用意のこころみ―その1―240126 和楽の図書館 ぶぶる10th
 器にプログラム用意のこころみ―その1―240126 和楽の図書館 ぶぶる10th

 26日午前10時から、私設図書館「和楽の図書館」さんのご理解をいただき、「ぶぶる第10回原田康子『海霧』読書会」を開くことができました。
 吉川英治文学賞受賞作品となっている『海霧』。ミーティングの内容は、担当の方で記載してくださることになっています。

 参加者が思いめぐらせた点の一つは、原田作品の一連の系譜とは別に、出世作と申すか草創期の作品となる『挽歌』に始まり、『海霧』に示された作家としての成熟度。
 そこにある意味、驚きというべきか、作品の<彫りの深さを堪能>することが、できた。
 そうした観点も一つ、感じられた。そういうことかとおもいます。

 終わって、座学の読書会として初参加の男性は、「参加者の<熱心さ>に打たれた」。
 わざわざ同席してくださった和楽の図書館長さんも、「お話を聴いていて、おもわずネットで発注してしまいました」。
 参加者を慶ばせてくださいました。

 今回、読み合わせたのは23年11月、「マチ歩き」をした南大通・弥生・米町を舞台とする部分。
 3月には現在の釧路市南浜町。そこで「選穀工場」を営んでいたお方のご子息に、「父の思いで 原田商店全盛時代の尊父と原田家」を回想していただく、一つの機会。

 そんな点を思いめぐらしたところ。因みに「和楽の図書館」。
 その紹介の主題は「本を介して利用者同士がつながる場」。

 その説明の一は、以下のように。
https://haf.jp/kitanotobira/%E7%A7%81%E8%A8%AD%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%BE/ 
                    私設図書館のいま – 北のとびら on WEB
 「『釧路自主夜間中学 くるかい』の代表・賀根村伸子さんが、夫婦で営んでいた沖縄料理店を閉め、「和楽な図書館」を始めたのは2020年7月のこと」。
 「和楽な図書館では毎月読書会も開催。テーマとなる本や冊子を一冊選び、感想や、関連する自身の体験談などを語り合っていて、参加者の年齢も20代から60代と様々です」。
 「本を介して、利用者同士がつながる場として、和楽に足を運ぶ人は、着実に増えてきています」。