利益はあげねばならぬが、その副反応 231101「nhkおはようビズ リーダーが学ぶ社会課題 “水俣の教訓”」
 大手物流会社の選ばれた20~30歳代の社員の職場研修。
 企業の役割や社会的責任を考えようと、水俣病に向き合う。
 なぜ企業は過ちに向き合えなかったのか。(課題に直面した時)リーダーは何を心に留めて意思決定するべきか。

 利益を追求する企業が、被害にあった人々の声を拾い上げなかった
 企業とか組織の利益が目的化し、市民が犠牲になってしまった
 「企業で働いていると、目の前の起きたことに対して『何かすぐ策を打って』と考えるけれど」「(課題の)裏にあるものをちゃんと見据えたうえで、リーダーはそういうところを意識しながら周りを巻き込んで導いていくのが必要」。

 水俣。それを吉本哲郎著『地元学をはじめよう』で、若者とともに10年ほど考えてきた。
 リーダー研修での観点とは別に、「水俣の再生」。とりわけ「市民間に根強い<対立>の背景にあった<偏見・中傷・差別>を解消し、水俣の<経済・文化>を再生する」。
 自然災害、戦時空襲、世界に類例をみない蚕業公害。

 ほかにも<地域の課題>はある。
 域外の外部投資で発展した地域。資本移転の相次ぐこれまで。「これからも」を考えるに“水俣”は明確な示唆を内在している。
 利益はあげねばならぬが、その副反応 231101「nhkおはようビズ リーダーが学ぶ社会課題 “水俣の教訓”」