正面に「丸山」、西に「イクルシペ山」ということなりや 屈斜路プリンスホテル桟橋230809
正面に「丸山」、西に「イクルシペ山」ということなりや 屈斜路プリンスホテル桟橋230809

オプタテシケヌプリ 藻琴山―オホーツク海虹別の一本木
(北海道のアイヌ民族伝説に継承の津波伝承。
「オプタテシケヌプリ」と題する伝承で、弟子屈クッシャロコタンに住んだ弟子勘二エカシが話者となっている。
その伝承、つまり採話内容を弟子屈町出身の更科源蔵氏が『北海道伝説集・アイヌ編』(楡書房 1955年)に収めた。
山田秀三氏は「オプタテシケヌプリ」を、「(国道243号)の正面に出てくる緩い円頂の山(504メートル)」と、解釈した11)。
その語源を「オプタ・テシケ・ヌプリ(op-ta- teshke-nupuri)」と「槍が・そこで・はねかえった・山の意味か」とした12)。

 (「北海道における津波に関するアイヌ口碑伝説と記録」(抄) 2022年 釧路市発行)