日高山脈以西に<遅れ>とっていないか 狩勝峠以東の港湾都市での水素基本戦略230614
 日高山脈以西に<遅れ>とっていないか 狩勝峠以東の港湾都市での水素基本戦略230614

 政府が6年ぶりに見直しを進めたらしい水素基本戦略。
 6月14日朝、nhk解説委員が紹介を加えた。その解説。」
中から最初に「しなくても良い論議」なのかもしれないが、課題を3点。
 1)水素の価格は現状では天然ガスのおよそ5倍。
 2)現状では水素は気候変動対策にはほとんど役立っていない
 3)「燃やしてもCO2を出さない」と言っても水素の生産段階でCO2を出している。
 
 遅れとってよいのかの論は、このマチにもすでにある。そこでnhkが示したメリット3点。
 4)第一に、燃やしても二酸化炭素を出さない。
 5)第二に、再エネをためる蓄電地のような役割を大規模に担える
 6)第三に、蓄電池にはないメリットとして直接燃料や原料としても使える。

 一応、<燃やしても二酸化炭素を出さない次世代エネルギーとして注目される『水素』>と広く言われる。
 「水を電気分解して水素を作る『水電解装置』や水素を燃料として電気を生み出す『燃料電池』など9つの分野を中核となる戦略分野」にと、いうことだ。
 政府は、「水素は脱炭素、エネルギー安定供給、経済成長の“一石三鳥”をなしうる産業分野だ」(官房長官談話)との紹介もあった。

 ここまで聴いている点。
 7)室蘭港は市と会議所が提携して基地誘致を構想している。
 8)石狩新港においても大手がバックに名乗りをあげて石狩・上川圏域をカバーすることめざしている、と。
 9)然らば狩勝峠を超えた釧勝根北。北見・網走国をカバーするのは釧路港か石狩新港か。

 2021年8月の製紙会社抄紙部門停機を前に、製紙会社に営業項目に含めてほしい分野に「水素燃料」を市は持ちかけた。
 2019年秋から市内の経済団体の一部で議論の対象となった。一部に関心を寄せる識者が講演をされ、「経済界の関心事にならない、なっていない」と発言さsれている。
 石炭・新聞用紙搬出&原料の中古紙搬入。取扱貨物量の落ち込みを補てんする対象が<観光客>。

 港湾は第一義的には貨物の通年取扱。ヒト様の<瞬時利用>は本意ではあるまい。