東北・北海道が<首都圏&中部圏、関西圏>の植民地であったからではないか230430
 東北・北海道が<首都圏&中部圏、関西圏>の植民地であったからではないか230430

 最近、北大通について自身はどう、向き合うと良いのか。そう聞かれている。皆さんはどう考えるか。230428記載に続き、その第二弾。
 
 そもそも「北大通」とは、なんぞや。
 どのように成立したものか、その淵源を探ることからはじめたい。
 2022年の6月中旬に電話があった。「7月30日に小学生を北大通にあつめ、<北大通あるく会>をしたい」。

 「小学生を北大通を説明する」。その機会を用意されたら、あなたは1)どの地点に集合し、2)そこでどのような光景を視野に修め、3)なぜここを選んだのか。
 そこから考えてみてはどうか、その集合地点の選択によって、その後の説明が「わかりやすい」「よくわかる」だけでなく、そこから「歩きはじめる意味が見えてくする」。

 違うであろうか。
 A)北大通の繁栄は<石炭に支えられ、鉄道網で結ばれた地点と住民と経済>に支えられていた。
 
 以下、小学生には難解でも、<大人向け>にはなんとかなるや。
 B)本市の経済指標を<右肩上がり>に支えてきた経済は、本州経済を補完する性格が顕著で、北大通=中心街はその投資対象地の一つであった。
 C)本市の経済が右肩下がりに転じたいま、<在来専門店の閉店。廃業>が課題ではなく、今も<代替投資&開発起業>を支える<新たな産業基盤>が、生み出されていない。

 <石炭と鉄道>に加え<漁業・木材・製紙と港湾>が縮小し、では<航空とIT,IoTの時代>が到来したか。そうではないであろう。
 <水素燃料化>もすすんでいない。重要港湾を擁しながらも、起業形成力が脆弱ではないか。

 モノの譬えに、つぎの話題はいかが、か。
 「こちらの地域では、隣家との間に<塀>の造作が見当たりません」。
 「治安が高く、その必要がないのです」。答えは一面では正解なるも、もう一つの正解。
 「母屋を立てるだけで精一杯、塀にまわす経費がないのです」。

 <経済の底の薄さ>。東北・北海道が<首都圏&中部圏、関西圏>の植民地であったからではないか。