営農計画&収穫量に影響 海外実習生への依存230501
営農計画&収穫量に影響 海外実習生への依存230501

 ネットに「『外国人技能実習制度』の廃止が意味するのは"特別な日本"の終わりなのか?」の見出しを眺めて、すかさずアクセスしてみた。
 ニューヨーク出身の「ニュース解説、コメンテーター」の解説であることが、残念な思いをしながら、ページをたぐってみた。

 「日本人の働き手が見つからない現場に"安い労働力"を供給するシステムと化していました」。
 「体よく法制化された奴隷制度ではないかという長年の批判を受け、ついに政府も重い腰を上げた」ようで。
 そうした寸評がまず、目に飛び込んできた。

 掲載のスライドは、22年9月3日に「郷土の歴史・文化の再発見企画. 演劇 『アイヌ逓送人 吉良平治郎』」を話させてもらう機会に用意した一枚。
 COVID-19は、エッセンシャルワーク概念も明示させたが、他方で「外国人技能実習生に依存しないと営農に支障をきたす現実」が明瞭になった。

 本州資本が当時、蝦夷地と呼称された北海道に投資する一方、アイヌ民族を補助労働力として編成し<人間の尊厳も種の保存も危機>に誘導した。
 その目で海外研修実習生の処遇をみていると、「江戸時代=現地に投資&在留者を補助労働力で組織化」が、「現代=開発途上国人材を吸引労働力で経営補完」

 往時「輸入奴隷」の語がなかった、か。
 著者のモーリー・ロバートソン(Morley Robertson  1963~)氏は書く。
 「『先進国・日本の技術や知見を得られるのだから低賃金でも当然だろう』『日本で学んだものを持ち帰って故郷に錦を飾ればいい』などと本気で思っていたのでしょうか?」

 さらに問うている。
 「外国人の話題はどこまでも人ごとで、関心を向ける対象ですらなかったのでしょうか?」。
 「無関心で居ることも、無関係で居ることも」許されるか。日本人の賃金も労働時間も<開発途上国> 並みに転じてはいまし、か。