「チームで取り組むと」二題 桜木紫乃作品舞台マップ
 チームで取り組むと、さまざまな想定外の可能性が生まれてくるもので。
 「第149回 直木賞受賞 桜木紫乃マップ 彼女が見た釧路~桜木紫乃作品からみる景色~」。
 記載すると随分、多数文字のタイトルとなるも、さらに尾ヒレがついて、「釧路」には「このまち」とフリガナが。

 長いタイトルには、深い、ふか~い<思いれ>があるということかも。
 「手に入りました!!。28日にお届けします」。きょうこさんが知らせてくださった時。
 一同は大いに悦んだ。マチ歩きのなかで話題となっていた桜木作品の舞台を一望できるのだ。

 地図には32のポイントが紹介されている。解説にはマチの施設の「今」と、作品に登場した「当時」の<フンイキ>が、豊富に記載されている。
 「楽しい発想」「一人の人が取り組んのだろうか」「力作」。そう評価が高い。
 思いさまざまながら、「作品の文脈や表現のなかに、作品の舞台を位置づけてみたい」。

 実はこの地図をも含めて、次の一言が引き金となった。「マップは多い、しかし、活用している釧路市民は実に少ない」。
 22年6月5日、釧路市文学館で「文学の舞台としての北大通」と題して、話をさせてもらった時のことであった。

 文学館の講演会にご参加者のお一人から提案があって、「ぶぶる釧路の街あるき」の催事が2ケ月に一度開かれることになった。
 7月、9月、11月。外気にぬくもりのある季節は置いて、1月、3月の寒冷期には公共図書館での<読書会>とあいなった。
 今回¥、読みました!!。その報告があったのは、10冊ほど。「次は残り20冊」とは乱読するまい。

 残余の作品は、来る歳のお楽しみ。そこまで、健康、これまで手にした10冊を<味わう>ことに。

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