「造りたいモノ」より「ヒトの悦ぶタイル貼り」 うわさのスペシャリストを探して ニッポンぶらり鉄道旅・京王線
 「造りたいモノ」より「ヒトの悦ぶタイル貼り」 うわさのスペシャリストを探して ニッポンぶらり鉄道旅・京王線

 京王帝都京王線で府中~新宿間 21キロ余。
 1)府中でタイル職人、2西調布でなぎなたの女性達人、3)柴咲で常識はずれのラーメン職員。
 4)仙川=あんこ職人、5)桜上水で二胡の演奏者。

 府中=製造業がさかんな街に珍しいタイル職人。
 「私は芸術家ではない」「自分の造りたいものを造るより、人の悦ぶ空間を残す」。
 周囲の森にマッチした家の壁をタイルで装飾。梢に止まる三羽の小鳥は、3人の子たちの飛翔を願う。

 柴崎=注文の後で麺を切る、常識はずれのラーメン店。
 18歳で弟子入り、24歳で独立。極太の<さぬきうどん>の作り方で製する極太麺に、硬くて黒いシナチク。
 連れ添う女性は申す。「私には夢などなかった」「夢をもちひたすらめざす男性に、すごいと魅かれたが」「自身にもできることをやってみたい」。

 柴崎=注文の後で麺を切る、常識はずれのラーメン店の女性。
 「シナチクは嫌いだった」「あの特有のニオイが、好きになれなかった」。
 「他のお店のシナチクは、4日ほど水に浸すのみ」「特有の筋があって、ニオイもキツイ」。
 <自身に出来ることは>と開発したのが「厚くて、固い、クロのシナチク」。
 こちらのお店ばかりは、「婦唱夫随」ではなく、「夫唱婦随」。40年後はどうなっている?。

 京王帝都。1955年時点から承知している。
 当時は例年の春闘で、ストをしない私鉄としてラジオでその名を聴いていた。
 1965年頃から2002年くらいまでは国領にあった叔父宅にお世話になり、叔母を煩わせた。
 府中=競馬場、調布=深大寺、蘆花公園、神代植物公園。放送で紹介は神代植物公園のみ。
 景観、施設よりも、今は、沿線を彩るヒトの物語。副題を再確認、「うわさのスペシャリストを探して」。

(番組案内)
 京王線の各駅で驚きの出会いが。
 【府中】製造業がさかんな街に珍しいタイル職人が。本場モロッコで技を習得したタイルの美
 【西調布】全国的にも名高いなぎなたの達人たち。お年を聞いて驚き!
 【柴崎】注文の後で麺を切る、常識はずれのラーメン店。食感を追求して生まれた逸品に感動!
 【仙川】ゆでる時間を秒単位でこだわり「あんこ」の味を追求する和菓子職人。
 【桜上水】中国の楽器・二胡の奥深さを広めるご夫婦。音色に感動!