世論が見透かしてもツキ進む政権の感覚 学術会議問題「政府案は独立性損なう」221231.
  世論が見透かしてもツキ進む政権の感覚 学術会議問題「政府案は独立性損なう」221231.
 北海道内配布紙が「社説」で論じている。学術会議問題「政府案は独立性損なう」。

 「首相が実質的な会員の任命権者であることを強調」
 「第三者委の会員選考への関与は、学術会議の独立した政治介入につながる恐れがある」。
 「第三者委員には、政府の意をくむ都合の良い人物を充てる狙いが透けて見える」。

 安倍・菅政権はあまりに露骨であった。誰のための政策、どの階層に応える政策。
 二人が隠しつづけた<玉虫色>が、二発の銃弾でその一端を白日のもとに晒すことになる、とは。
 皮肉なことであった。継承する岸田政権もお粗末。学術会議問題のみならず。

 原子力発電規制や防衛費1%枠を、専門家の見識もまたずに自身で決めていく。
 「天皇も止められなかった戦争」。それが国民主権国家のもとで、まかりとおりはじめている。
 画期は<安保法制>の議論にあったのではないか。

 三権分権下で三権の独立、政治とカルト宗教、学術会議の独立性否定。
 目にみえる形で、<戦争をした者の、深い反省が踏みにじられている>。
 開戦詔書に署名した一人の大臣の娘の孫が、「祖父の念願」と称して戦前・戦中への回帰に舵をきった。そうではないか。