アレクシエーヴィチ著『戦争は女の顔をしていない』を 独ソ戦勝記念日の日に220509
 アレクシエーヴィチ著『戦争は女の顔をしていない』を 独ソ戦勝記念日の日に220509。

 はからずも2022年5月9日は、世界が「ロシアのこの一日」を、固唾飲み込んで見守る日となった。
 そういうことではないだろうか。「男が善かれと創造した2000年」、その到達点が。
 「強者にあこがれ、大に忖度と寡占を許して、今の世の分断・格差を拡大している」
 「自然に負荷をかけ、その自浄能力や復元する力を超えて環境破壊、気候変動、新型感染症を生み出している」
 「地域からの紛争、二度の誤りで済ませずに、三度目があるのか、三度目の核があるのか、すでに『ロシア 対 NATO』の第三次世界大戦」と。
 「このままでは人類はおろか、地球そのものの危機」。阿寒湖畔在住のアイヌ民族の国際先住民族年にあたりお方が国連総会で演説した。と。
 ー白人にまかせておいたら、地球が壊れる-。その言葉、実に重くはないか。

 最近、深刻に思う事柄、3点。「ロシア 対 NATOの戦い」、「すでに第三次世界大戦は始まっている」。「こおままでは地球が壊れるかも」。
 そうした論調の中で、明日、独ソ戦争「勝利の記念行事」が行われようとしています。
 
 トランプ、プーチン、安倍。このトライアングルが示した表と裏の、顔・陰謀・政策。

 作家の澤地久枝氏が示した、『戦争は女の顔をしていない』の紹介。
 「ソ連では第二次世界大戦で100万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った」。
 「しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった――」。
 「500人以上の従軍女性から聞き取りをおこない戦争の真実を明らかにした、ノーベル文学賞作家の主著」。

 せめて、NHKE「100分 de 名著」の紹介 https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/112_sensouwa/index.html を読むことに。
  1st「証言文学という『かたち』」、2nd「ジェンダーと戦争」、 3rd「時代に翻弄された人々」、 4th「『感情の歴史』を描く」。