アレクシエーヴィチ著『戦争は女の顔をしていない』を 独ソ戦勝記念日を前に220508。
 アレクシエーヴィチ著『戦争は女の顔をしていない』を 独ソ戦勝記念日を前に220508。

 そういうことではないだろうか。「男が善かれと創造した2000年」、その到達点が。
 「今の世の分断・格差、環境破壊、地域の戦争」
 「二度の誤りで済ませずに、三度目があるのか、三度目の核があるのか」。
 「このままでは人類はおろか、地球そのものの危機」。

 最近、深刻に思う事柄、3点。
 「ロシア 対 NATOの戦い」、「すでに第三次世界大戦は始まっている」。そうした論調の中で、明日、独ソ戦争「勝利の記念行事」が行われようとしています。
 豊岡征則氏が「国連総会で、『白人に任せておいたら、地球は壊れてしまう』と演説してきた」と、釧路市内で語っていたのは2017年6月のこと。そんな地球に今、当面。
 (豊岡さんのプリンスホテルでの講演要旨は孝仁会看護専門学校の授業で要紹介中)
 トランプ、プーチン、安倍。このトライアングルが示した表と裏の、顔・陰謀・政策。

 作家の澤地久枝氏が示した、『戦争は女の顔をしていない』の紹介。
 「ソ連では第二次世界大戦で100万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った」。
 「しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった――」。
 「500人以上の従軍女性から聞き取りをおこない戦争の真実を明らかにした、ノーベル文学賞作家の主著」。

 せめて、NHKE「100分 de 名著」の紹介 https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/112_sensouwa/index.html を読むことに。
  1st「証言文学という『かたち』」、2nd「ジェンダーと戦争」、 3rd「時代に翻弄された人々」、 4th「『感情の歴史』を描く」。