「心震えた宿敵・本橋麻里代表の言葉」 カーリング五輪代表決定戦210912。
​ 「心震えた宿敵・本橋麻里代表の言葉」 カーリング五輪代表決定戦210912。

 「止まった!!」。
 アナウンサーの実況が、伝えた。8-6.ロコ・ソラ-レが2連敗のうけて3連勝。代表の座を射止めた瞬間。

 劇的な幕切れ。
 7-6と1点リードで迎えた第10エンド。「赤」の北海道銀行は第一と第二のストーンを獲得した段階で、後攻ロコ・ソラ-レの最後のワンショットの局面。
 のちにスキップは語る。
  「時間の余裕を十分に残してくれていた」。ここで、第一ストーンの位置に置かぬと、北海道銀行が2点を獲得、7-8で逆転勝利の場面。

 勝負は決着。
 黄色のストーンが第一ストーンに。歓喜のあまり泣き崩れたロコ・ソラ-レ。なかに座り込んでしまった、選手も。
 他方、逆転のならなかった北海道銀行。一列に並び、深々と一礼。競技場では涙もそこそこに、引き上げる姿。
 
 一人、ひとりハグ
 道銀選手たちを一人、ひとりハグした本橋麻里ロコ・ソラ-レ代表。放送はその映像を流していたが。
(『日刊スポーツ』配信)
 ひときわ長くハグをつづけた本橋代表。そのときの会話が、『日刊スポーツ』のネットで示された。
 「北海道銀行のスキップ吉村紗也香の心が震えた」。
 「ロコ・ソラーレを運営する本橋麻里代表から、試合後にハグされ」
、「『ライバルチームがいなかったらここまで強くなれなかった』」と。
 「言葉をかけられ、涙を拭った。悔しさの中に、胸を張れた」。.(写真も)
https://www.nikkansports.com/sports/news/202109120001409.html 210913 am04:30.