浮世絵EDOーLIFE 『中堅の意地?写楽“大谷鬼次の江戸兵衛~』 nhkETV
浮世絵EDOーLIFE 『中堅の意地?写楽“大谷鬼次の江戸兵衛~』 nhkETV

東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」



暗号1
「一場面に役者生命かけた脇役者」=三代目大谷鬼次

暗号2
「主役の300両にネライ、江戸のアウトロー」

暗号3
「浮世絵を学ぶなら、歌舞伎を勉強」

「月代は伸び放題」「縞柄の着物 あえて袖をぬき、羽織るように着込む」。→江戸ならず者のアウトローの役

「相手が居て、一平の名」「市川男女蔵扮する一平のもつ金300両をネラう場面」。

 時に有名。「恋女房染分手綱=こいにょうぼうそめわけたづな」の一場面。

「トップスター、千両役者でもなかった<なかず飛ばずの>脇役が」、
「一度かぎりの場面にすべてをかける」
「一大エンターティンメントの一場面」。

東洲斎写楽
 寛政6年(1794年)5月から翌年の寛政7年(1795年)1月にかけての約10か月の期間(寛政6年には閏11月がある)内に、145点余の作品を版行

阿波徳島藩主蜂須賀家お抱えの能役者斎藤十郎兵衛=さいとう じゅうろべえ、1763 - 1820年とする説有力。

画中に記載の「大谷鬼治」は、原画にはなく所有者が記載したとの説。
三代目鬼次が二代目中村仲蔵を襲名したのはこの大首絵に描かれた時点から約5カ月後、と。