「心が育つ時代に」「自然やくらしのようすを」「五・七・五」 釧路俳句連盟
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 『釧路俳句連盟 五十年史』『釧路俳句連盟 会報』『第10回 釧路こども俳句大会 作品集』
 『くしろ俳句ポスト入選作品集 第31回』。

 なかでも『第10回 釧路こども俳句大会 作品集』は、1095句の投句を数え、児童センター、児童館、そして学年別に収録されています。
 「心が育つ時代に 自然や暮らしのようすを 五・七・五のことば遊びで」。

 小学校教諭職のお方が入力してくださいましたか、実に2万字以上のボリュームです。
 そのご努力を無駄にすまいと、グラフを二種つくってみましたよ。

 その結果、判明した点。
 釧路川を境界に、西が投句数多く、東が少ない「西高東低」の投句数。
 西部地区は615句、東部地区は小学校二校の69句を含めて投句数は480句、です。
 自然景観にみちた西部地区が、建造物豊富な東部地区をうわまわっています。
 (投稿した児童館数は西部10、東部9+小学校二校=西部地区の児童総数は東部地区を上回る)。

 上気の結果に意味があるか、どうか。
 それは困難ながら、碑の分布で申すと「西の産業、地域開拓記念碑、東に文学・歌碑・発祥地碑=文化」の配置である点は判明している。

 児童センター、児童館では小1から小4の投稿が圧倒的に多く、二つの小学校は小3ー小6学年の投句が多い。
 これも特徴点。背景には指導者がついてサークルがつくられている小学校。
 児童厚生指導員の呼びかけで投句する児童センター、児童館の差違があるのかも。

「心が育つ時代に」「自然やくらしのようすを」「五・七・五」 釧路俳句連盟

 会長の石川青狼さんは「継続は力と言われます」。かく巻頭言を示しておられる。地道なご努力と敬意を寄せる。