コア=診療、隣接=キュア、周辺=ケアのシステム200905
コア=診療、隣接=キュア、周辺=ケアのシステム200905
「『個』を超えて、ネットワークで結節の医療システム」ということか。



「治す」の段階から「支援する」。
医療費高騰のなかで「自宅療養」「自宅臨終」の方向。
「誕生」「療養」「死」を家族・近隣が見守り、医療施設で出産、闘病、臨終が外部依存に移行した、が。
そこから見失われた「生命」「尊厳」「厳粛」からも、「切り離されてしまった」と。

闘病者の葛藤。
「疾患の苦痛」「死の恐怖」「延命治療」「薬物投与」「副作用」「合併症」。
診療サイドにも「<治す>の限界」を意識。「緩和」「生きる意味」「生活の質」の「保証」に「視野が深化」と、言いたげであったが。

「癌が来てくれて、ありがとう」
「癌になったから、見えてきたものがあった」「気がつかずに一生を終わるところであった」。

コア=診療、
隣接=キュア(看護師、薬剤師、検査技師、栄養職員にソーシャルケースワーカー)、
周辺=ケア(家族、患者家族の会、聖職者)
患者=闘病者を軸に、「三角に括られるシステム」。

いつぞや手継ぎ寺院の住職が
「ワシは単身者、ご院さん、手術の保証人になってや、頼む!!」で、引き受けた例話を耳にした、が。
孤立死、孤独死にも立ち向かう「二人に一人が<おひとりさん>の時代」。

 200905 厚岸町
 「スピリチュアルペインに寄り添うケアを考える~在宅及び緩和ケアのソーシャルワーカーの立場から~」(8th ビハーラ講座 地域のお寺で聞くソーシャルワーカーの話~)。