俳句が息づくマチ 松山
俳句が息づくマチ 松山
 いつのころから始まったかと申すと正岡子規生誕百年の歳、と。



 『坊ちゃん』「子規堂」で知られる近代俳句の定着に先立ち、芭蕉の高弟・
宝井其角が大名に指導したことに始まる。

 句会の記録に「御」の文字。
 「殿様と庶民が身分制ではなく<句>で結ばれていたという、特別な関係
」。
 「御」の字は主君、松平某の投句であることを示す、貴重な記録。
 文化
それは短時日で完成するものではなく、地域に流れる伏流水のごとくにヒト
と時代をつなぎ、ある日、明確に<奔流>となる。
そうしたこと思わせる、「市内に90数個の投句箱に、2000通の投稿」。
俳句王国は、小学生にも支えられ、高校生は<俳句甲子園>で全国から集う

(番組案内)
愛媛県松山市は近代俳句の祖・正岡子規が誕生した俳句の街。
いつでも一句投函できるポストが設置され、夏には俳句甲子園も開催。市の
俳句の歴史と俳句に親しむ市民を映す。
(2020年6月21日(日) 午後4:45~午後4:50)