オンネ・パラコツ 春採湖津波伝説にみる地名
オンネ・パラコツ 春採湖津波伝説にみる地名。位置は北海道釧路市。
北東を「住吉2丁目12番」、南東は「千歳町番地の1」、南西が「富士見3丁目5番」、北西に「住吉1丁目11番」で接する、交差点が相当。



 アイヌ語を語源とする地名
それはもとよりである、が。
「オンネ・パラコツ(onne-para-kot)は「大きい・広い・凹地」の意味にあたるか。
 山田秀三氏は『北海道の地名』(北海道新聞社 1984年)の読みを勘案するに、
 1)「温根湯」、「涛釣沼=とう・つる・とう」の、onne に「年老いたる、大きい、主要な」となる、か。
 2)松前町原口の原義に「para・kot」の「kot」は多くは「凹地」と、パラコツを「広い・谷地」と解する(439p 前掲書)。