オンネ・パラコツのオリジナルポイント 春採湖津波伝説
オンネ・パラコツの地点
まず春採湖側から俯瞰すると、オンネ・パラコツの地点は標高=22,2メートルを頂点に位置する。
春採湖畔からは峠状となるこのポイントを超え、城山=モシリヤ&サルシナイ側に至る地形は、最低3,4メートルまで下り、再び7.4メートル地点の道路に向かう。

東西に走る市道は、富士見緑ケ丘通(ふじみ みどりがおかとおり)である。
この道は幣舞中学校付近の高度が32.9メートル。住吉一丁目9番地点で26,6メートルと計測される。
このため「オンネ・パラコツ」の地点は、東西に走る道筋では東の幣舞中学校と西の釧路市建設業協会付近からそれぞれ500メートル前後の<下り勾配>の、<最も低い>地点になっている。



地形の現状
オンネ・パラコツのオリジナル・ポイントの位置と高度を紹介したあとには、その現状を記載しておく。この地点は、五叉路となっている。
東西に走る「富士見緑ケ丘通」の<市道>に接して、「鶴ヶ岱公園通=つるがだいこうえんどおり」が通じている。この地点にさらに二本の<市道>が通じる。
その一は、「富士見緑ケ丘通」と「浦見城山通=うらみしろやまどおり」を結ぶ<市道>。
二は「千歳柏木通=ちとせかしわぎとおり」(市道)で、この道は(市道)「富士見緑ケ丘通」と北海道道の「富士見坂桜ケ丘通」をむすぶ路線である。
この地点について、敏彦さんは申される。
「現状は砂利道当時と変化がない。一帯は土地所有者の権利関係が不明確で、現状に復しやすい工事工法が採用されているほど。簡易舗装で通行が確保されているのは以上の事情による」。
そのように説明されている(2012年11月)。

 つまり、周囲の開発は進んでいるも、オリジナル・ポイントの高度はそれほど人手が加わっていない。そう、記録しておく(2019年5月26日)