背景を知っていると 天神川河川痕跡181228
背景を知っていると 天神川河川痕跡181228.背景を知っているこそみえてくる、一筋の河川の痕跡。

 天神川の源流部をこれまでに確認してくるも、その下流部がどうなっているかは、知るヒトぞ知る。

 若草第二公園の散歩道案内板に、天神川駅とあるので探してみることに。

 見えてきたこと。山陽本線は長い歴史をもつも、天神川駅の営業開始は、実に近年。近くにできた大型ショッピングセンターの店舗も出資しての解説駅。

 国土地理院地図で、天神川駅を探してみると、駅付近には一筋の河川痕跡。たぶん、破線楕円印領域の青の線が、河川痕跡。



 ネットで駅名由来をみてみると、次の記載。「駅近くを流れる暗渠となった川の名から採っている」。図面では「一筋の河川」ながら、実態は「暗渠=あんきょ」を流れて、表層流とはなっていないようだ、なかなか肉眼では確認しにくいと言うこと。

 背景を知らねば、見逃す河川痕跡。既存の知識と見聞の集大成で、周囲の建築物、舗装の街路を「剥ぐ」ことで、現在の国土地理陰図に、往時の流路が「重なる」と、いうこと。