建立後150年の伝統 史跡国泰寺跡
 建立後150年の伝統 史跡国泰寺跡.ここに立つと江戸時代が読める.



 「やと 【谷▽・谷▽戸】⇒ やつ(谷)」とも申すべき地形に位置し、沢あいから供給の水に腐心している.

 「やつ【谷▽】=水はけの悪い低湿地のこと。関東地方の地名に多い。やち。やと」。こうも申すから、水に腐心はそもそもの立地条件ということになる.

 そこに「天保十五年」建立の佛牙舎利塔.江戸時代の元号に、由緒・時代の流れを実感させてくれる.

 あわせてこの時期が、基盤産業の主産地化を迎えた時期と知って、往時の方が建立を発願した由縁も読み取ることができる.