「東京ファースト」と言われるなかでー中編ー 紹介「広がる自治体差」=『朝日』061203企画記事.
 歳入差につづく記載のなかみは<行政サービス>の対比.

 最初は<特別養護老人ホームの待機者数>.
 港区は収容定員511人に待機者341人で6割強.対して釧路市=390人に対して856人.釧路市は受けいれ可能定員枠も小さいが、それ以上に待機者が2.4倍ほど.

 
 次は介護保険料の基準月額.
 港区4500円に対して、釧路市3526円.<介護保険料の基準月額>は、「自治体ごとの介護保険事業計画における介護保険サービス給付費の見込みにもとづき算出」と、あります.ここは一概に比較できません.



 2005年当時、65才以上の年齢階層に属するヒトの数がそれぞれの人口数に占める割合を調べてみました.
 港区=18.78%、釧路市=21.18という数値となっています.

 三番目は「こどもの医療費補助」.
 港区は「0歳から中学生まで自己負担額を全額補助」としています.対する釧路市は「0歳から就学前まで補助.初診料などは自己負担も」とあります.

 四番目は私立幼稚園の就園補助.
 港区です.「国基準の補助に年額13万~20万円上乗せ」.対する釧路市は「国基準の補助のみ」と、紹介しています.
 
 最後は保育所の待機児童数.
 港区は定員1799人に対して94人、釧路市は定員1815人に対して8人です.