政治の判断01
 政治の判断01。先日、人工衛星と発表されながらも、その実、ミサイルの発射実験とされた一事。

 アメリカは合意を破棄すると主張、国連は安保理の議長声明、中国・ロシアはこれからどう北朝鮮にむきあうのか、そして日本は?。
 韓国は発表。「すでに隣国では各実験の準備は完了したらしい」。

 我が国にとって問題のカギは、打ち上げに至るまでの外交交渉が課題であって、打ち上げを実施されたらあとは、「運まかせ」が、実態ではないのか?。
 政治家も国民も、そこを指摘しない、が。 

 打ち上げられて、軌道は高さ70キロとも、120キロとも発表されている。国民の目でみると、不思議な点も多くない。
 打ち上げ時の光と熱の確認には成功した。しかし、70-120キロメートルの高度まであがった軌跡を確認できない体制と言うのは、いかがなものか。

 もし打ち上げが成功し、一部でも本土領空を通過したら、撃墜したのか、しないのか。失敗したとしても、空中で分解した部品に命中させて、再破壊で落下物を霧散させることなど、我が国の防衛技術で、できるの?、か。

 かりに出来るような、装備をするとなれば、到底、いまの防衛経費ではことたりず、民生費を犠牲にしつつ、経済発展も手つかずにしておかねばならなかったのではあるまいか。

 どちらにしても自民党政権時代につくられた防衛体制、自民党政権の前身と、その後の自民党政権が向き合ってきた朝鮮半島に対する施策。
 ここまでの経過を展望することなく、大臣の責任を問うてみたところで、なにを解決させようとしているのか。