守山 弘著『むらの自然をいかす』
 農村の自然がさまざまな環境が組み合わさってできているとの視点から、これまで住んでいた生き物が、なぜたくさん棲み、いまは棲まなくなったのかを明らかにしようとする(Ⅵp)。

 屋敷林、田や畑、ため池、二次林などの面積や配置に一定の規則性があって、伝統的な平地農村にきわめて近いものという(55p)。
 微妙にして妙をリズム、スパーン、バイオリズムが多くの種の保存を支えてきたということ、か。守山 弘著『むらの自然をいかす』 (岩波書店 自然環境とのつきあい方 6 1997) 。