二者択一
『文藝春秋』4月号。福井総裁、武藤副総裁のもとで進められた経済政策に、批判的である。雑誌での批判に、政治家が答える必要はないのかも知れないが、総裁候補の説明、政府の「最善、最良の人物」だけでは説明がなされていない、論点が提示されている。

 それはまた、野党の「中央銀行、財務省の権力分離」のみの論点とも異なる。国民が知りたいのは、福井総裁、武藤副総裁のもとでの「経済運営が、いかなる評価をうけるか」ーである。その総括から議論されるべきものと思う、が。

 それ以上に気になるのは、ひとつの提案があって、その対案があるとき、中身が議論されずに数で押し合う政府の姿勢。さきに「郵政選挙」と勝手にきめつけて、反対党員の選挙区には刺客を送って行われた選挙結果。問題を単純化してみせて、「二者択一」をゴリ押しされても、国民は不幸ーと、思うのであるが。