ギョウザ
 30日。お隣の奥方が「ギョウザ」を届けてくださった。「おいしい、ですよー!!」。奥方は、笑顔で届けてくれた。

 さっそく、ご馳走になった。「口上どおり、美味」。喉を通過して、胃袋におさまったところで、電話がなった。電話は、さきほどの奥方で、「今ねーテレビをみていたらさー」。

 拙宅の連れ合いが、応じている。「あはは、もうお腹におさまっていまーす」。

 電話の向こうでは、さきほどのギョウザは「音更産で、決してテレビで放送中の中国産ではないから!!」。悲鳴に近い話であったらしい。

 新聞をみると、「とろーり煮込んだロールキャベツ」「手作り餃子」など、食指を誘う商品名。

 仕事のあいまに、便利で安い冷凍食品。事情は不明ながら、深刻な下痢と嘔吐の症状。食料自給率低下、外国でのモノつくり、廉価な食材。遠距離輸送。石油燃料をかけて、これで良いのかねー、中国からの輸入食品。