「生まれ年別の名付調査」
この時期はヒット商品番付など年間を総括する話題が相次ぎますが、24回目を迎える「生まれ年別の名前調査」もそんな話題の一つです。

 今年のランキング(人数の多い順)は下記のようになっており、時代の雰囲気や世相の影響も見てとれます。


 【男の子】             【女の子】

  第1位(昨年1位)蓮      第1位(昨年3位)結衣
  第2位(同 3位)颯太     第2位(同 1位)陽菜
  第3位(同 1位)大翔     第3位(同 5位)結菜
  第4位(同 4位)大和     第4位(同 1位)結愛
  第5位(同13位)翔太      〃 (同55位)ひなた
   〃 (同14位)湊       〃 (同95位)心春
   〃 (同26位)悠斗
   〃 (同72位)大輝


 調査元の「明治安田生命」では、男の子1位の「蓮」には「しっかり地に足をつけ、たくましい子に育ってほしい」、女の子1位の「結衣」には「人との結びつきを大切にする子に育ってほしい」との親の願いが込められているとし、不安定な時代との認識が背景にあると見ています。

 男の子は「蓮」くんや「湊」くんなど、漢字一文字の名前が人気で、今年の干支にちなみ「龍」が入った名前も多かったそうです。また「太」や「大」のついた名前が上位の多くを占めており、広がりと安定感のある字形が好まれる傾向があります。

 女の子は「結」のつく名前が目立ち、東日本大震災以降、人と人のつながりの大切さが見直され、人との結びつきを大切にする女の子に育ってほしいと願う親の気持ちがあらわれています。

 名前の読みでは、男の子が「ハルト」「ユウト」「ソウタ」、女の子が「ユイ」「リオ」「ユナ」がそれぞれベスト3となっています。

 ちなみに、男の子の名前では、夏のオリンピックで活躍した体操・内村航平選手の「航平」、ボクシングの村田諒太選手の「リョウタ」が人気急上昇となり、女の子の名前では女優の新垣結衣さんの「結衣」「ユイ」がともにトップで、AKBの小嶋陽菜さんと同じ「陽菜」も高い人気を維持しているようです。