2012 01/27 09:10
Category : 日記
「河豚」と書いて「フグ」と読みますが、今その「河豚」が旬を迎えているようです。
「豚」と書くのは体型の事を指すのではなく、フグは身の危険を感じると豚のような鳴き声を発することから「豚」の文字が当てられたそうです。
また、「河」と書くのは古代中国では黄河など河川に生息していたためで、中国語でも「河豚」という呼び方を使っているそうです。
「河豚」と言えば「河豚のちり鍋」、「てっちり」が有名ですが、語源は河豚の毒にあたったら死んでしまうため、ふぐそのものを「鉄砲」と呼び、「鉄砲のちり鍋」から促音化したそうです。
「河豚」はそのうまさゆえ、昔は中毒死する人が多く、かの”豊臣秀吉”はふぐの絵を描いて「この魚食べるべからず」の高札を立てた禁止令を出してたそうです。
江戸時代には多くの藩が禁令を出し、河豚を食べて中毒死した者は、お家断絶を命じる藩まであらわれました。
明治21年、時の総理大臣、伊藤博文公が山口・下関の春帆楼(しゅんぱんろう)で遊んだ折、当日はあいにくしけで、魚料理がありませんでした。
その旨を女将が申し入れましたところ、伊藤公は「馬関(下関)に来て、魚がないとは・・・」と皮肉りました。
それではと、女将は打ち首覚悟で禁令の河豚の刺身を差し出しました。すると、伊藤公は「こんなうまい肴を食べない法はあるものか」と感激し、山口県にのみ禁令を解除したそうで、これが、河豚食解禁のきっかけです。
戦後になって、ようやく全国で食せるようになりましたが、こうした経緯を知って食する河豚はまた格別でしょうね。
「豚」と書くのは体型の事を指すのではなく、フグは身の危険を感じると豚のような鳴き声を発することから「豚」の文字が当てられたそうです。
また、「河」と書くのは古代中国では黄河など河川に生息していたためで、中国語でも「河豚」という呼び方を使っているそうです。
「河豚」と言えば「河豚のちり鍋」、「てっちり」が有名ですが、語源は河豚の毒にあたったら死んでしまうため、ふぐそのものを「鉄砲」と呼び、「鉄砲のちり鍋」から促音化したそうです。
「河豚」はそのうまさゆえ、昔は中毒死する人が多く、かの”豊臣秀吉”はふぐの絵を描いて「この魚食べるべからず」の高札を立てた禁止令を出してたそうです。
江戸時代には多くの藩が禁令を出し、河豚を食べて中毒死した者は、お家断絶を命じる藩まであらわれました。
明治21年、時の総理大臣、伊藤博文公が山口・下関の春帆楼(しゅんぱんろう)で遊んだ折、当日はあいにくしけで、魚料理がありませんでした。
その旨を女将が申し入れましたところ、伊藤公は「馬関(下関)に来て、魚がないとは・・・」と皮肉りました。
それではと、女将は打ち首覚悟で禁令の河豚の刺身を差し出しました。すると、伊藤公は「こんなうまい肴を食べない法はあるものか」と感激し、山口県にのみ禁令を解除したそうで、これが、河豚食解禁のきっかけです。
戦後になって、ようやく全国で食せるようになりましたが、こうした経緯を知って食する河豚はまた格別でしょうね。