「今年の漢字」
その年の世相を漢字1文字で表す「今年の漢字」は、阪神淡路大震災が起きた1995年の「震」に始まり、今年で17回目。その「今年の漢字」が発表されてました。

 全国に設置された応募箱やインターネットなどを通じて集まった応募総数は約50万件。
今年は「災」や「震」など震災関連の文字が多く、その中で最も得票が多かった「絆(きずな)」が「今年の漢字」に決まりました。

 「絆」が最多得票となった背景には、東日本大震災や台風による大雨被害、海外ではニュージーランド地震、タイ洪水などが発生した今年は、家族や仲間など身近でかけがえのない人との絆を改めて意識した年であり、なでしこジャパンのチームワークの絆も日本中に感動と勇気を与えた・・・等々があります。

 たしかに、「絆」という字は、3月11日の東日本大震災後、たくさんの人が口にし、目にした漢字です。

 清水寺の貫主(かんす)によって大きく揮毫(きごう)された「絆」の一字は今年1年の出来事を清め、来年の幸せを願い奉納されるそうです。