「年越し蕎麦」
 クリスマスも終わり、年末の大掃除やお正月用の買い出しなど、皆様忙しく過ごされてる事と思います。
やがて大晦日の年越し蕎麦でようやくお正月を迎える準備が整いますね。

 年越し蕎麦については、”晦日蕎麦、つごもり蕎麦”など言い方は様々あるようですが、由来にもいくつかあるようです。
一つは、その昔、あるお寺が、貧しくて年の越せない人々に蕎麦がき(蕎麦粉を熱湯でこねたもの)をふるまったところ、翌年から皆に運が向いてきたことから、“運そば”として広まったというもの。
又、もともと商家では、つごもり、つまり月末に蕎麦を食べる習慣があり、それが元になったとする説等々。

 痩せ地でも実を結ぶ蕎麦は、雨や風にも強い植物です。
風に寝かされても、雨に打たれても翌日には起き直ります。
このことから捲土重来(けんどちょうらい)を期す食べ物とも言われています。

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