「熱中症③」
梅雨明け以降、全国で1万人以上が「熱中症」で病院に搬送されていますが、「熱中症」とは暑熱環境で発生する障害の総称で、熱失神・熱疲労・熱射病・熱けいれんに分けられるそうです。

 その予防には水分補給が欠かせませんが、汗からは水と同時に塩分も失われ、塩分が不足すると熱疲労からの回復が遅れるため、水分補給には0.1%~0.2%程度の食塩水が適しているそうです。

 ところで、食塩の年間購入量には大きな地域差があります。購入量が最も多いのは青森県(4571グラム)で、全国平均の2692グラムより7割も多いです。
上位には、山形、秋田、岩手のほか、新潟や福井といった北国の県が並んでいます(総務省家計調査2008年、単身を除いた2人以上の世帯平均)。


   年間購入量が多い順       年間購入量が少ない順

 1・青森県  4571グラム    奈良県 1538グラム

 2.山形県  4298グラム    兵庫県 1626グラム

 3.秋田県  4261グラム    三重県 1630グラム

 4.長野県  3681グラム    沖縄県 1715グラム

 5.岩手県  3511グラム    大阪府 1750グラム


 北国では雪に閉ざされる冬場の保存食として漬物などを多く作る習慣が古くからあり、必然的に食塩の消費量が多くなるそうですが、青森県は奈良県の3倍近くの消費量となっています。